安宅の関にて

三日月が岩融に安宅の関のやり取りを見せるのは、前述したとおり、岩融にはその記憶が無いから。 弁慶が諳んじる勧進帳の文言にも、「(数千)蓮華の上に座す」という言葉が確認できる。やはり「一蓮托生」という言葉は、この作品の要諦を成すキーワードなのであろう。本丸の仲間は、勿論のこと審神者も含めて、みな一蓮托…