江水散花雪 2部のアレ

刀ミュ新作公演 江水散花雪、始まりましたね!

 初日公演、配信での視聴となりましたが、いやはやミュは本当にえぐい所に切り込んできますよね。いいぞ、もっとやれ。

 当然ながら本編についても色々と語りたいことはあるのですが、個人的に一番気になって仕方なかった、2部のアレ。時間遡行軍の皆さんによる、まさかの歌唱曲! について、ディレイ配信が終わってしまう前に取り急ぎ歌詞を書き起こしてみました。

 内容的に刀ミュの世界観どころか、刀剣乱舞という作品自体の根底にある設定に触れる、ある意味で特大の地雷にもなりかねない内容なので、そういうのが嫌な方はここで回れ右をお願いします。

 そんなん気にしない! 気になるから見せろ! という人だけ、観劇のお供としてご笑覧くだされば幸いです。

 

始まりや何時なりし 終わりは何時なりや
始まりや何時なりし 終わりは何時なりや

朽ちもせぬ 果てもせぬ 倦みもせぬ 揺蕩うことも非ず 非ず
迎え入るモノも無く 無く 流れ出ずるモノも無く 無く
湧き出だすモノも非ず 非ず 消えゆくモノも非ず

されど怪むことならぬや ここ並ぶや
それとも有るまじや
不浄のモノなりや 無常のモノ並ぶや
闇にも非ぬ 夜にも非ず
ただ黒きばかりの天蓋 天蓋
忘れ去られし我を呼ぶ声なき声 声 聴こえじ

不浄の我が身に賜わき このモノは打出けり
我の覚えき苦痛 だに感ずべからぬ苦痛より逃るべくば
永劫の修羅の道 この身投げ入れることに何の迷いやあらん
如何なる土地か判らねど この天蓋解き放ちて多きを成すなら
我が成すべきこと 我は為すばかりなり

これより先は 討ち祓いつつ 誦ずまぬ (討ち祓い誦する打ち壊し進む討ち祓い誦する打ち壊し進む)
これより先は 討ち祓いつつ 誦ずまぬ (討ち祓い誦する打ち壊し進む討ち祓い誦する打ち壊し進む)

我を畏るる者よ 我が機能 請いたまえ
我は時を遡る者なる 邪 討ち祓うモノなり

我を畏るるモノよ 我が機能 請いたまえ
我こそは守護者なり 後の世の守り人なるぞ

我は為すばかりなり 我が成すべきことを
我は為すばかりなり 我が成すべきことを


※注釈
 ・天蓋 についてはこの場合、古代の宇宙観や天文学において「天」を指す語。「天は蓋のように世界を覆っている」とするのが天蓋説の概略だが、文意からして空が黒い蓋に覆われたような世界に隔離された状態なのか。放棄された世界、ないし放棄された本丸?
 ・誦ずまぬ。古語の「誦(ず)ず」は「唱える」の意だが、~まぬ(まん) という活用があるかは勉強不足により不明。
 ・我が機能。 意としては付喪神としての「権能」というニュアンスでしょうが、「物」であるが故に「機能」。そして神であるが故、人に請われねば力を行使できない。具体的な機能(権能)は歌詞にある通り、「時を遡る」、「邪を討ち祓う」、「世界の守護」など。

 

 当然ではありますが、細かい部分で間違っている点はあると思われます。妻とも意見が食い違う部分も幾つかありましたが、とりあえずこれが私の見解です。

 前々から思っちゃいたけど、こんなんもう、歴史修正主義者≒審神者。時間遡行軍≒刀剣男士ですやん。
 放棄された世界で人間がああなるなら、放棄された本丸では審神者と刀剣男士はどうなるのかって話ですよね。