2018-04-05から1日間の記事一覧

新刀剣男士・髭切と膝丸登場

互いを兄と弟と認識し、纏う衣装も白と黒という分かり易い対比になっている二振り。 だが、彼らの場合は対比ではなく後述する「半坐を分かつ」ものとしての意味合いが強いかと思われる。刀剣男士にとって「逸話」や「名前」は自身を定義する上で非常に重要な…

弁慶と牛若丸を演じる岩融と今剣

阿津賀志山異聞から通して互いに強い絆を描かれてきたこの二振りだが、出典として二振りが同時に記述されたものとしては『義経記』がある。 義経記は南北朝時代から室町時代初期に成立したとされる軍記物語で、のちの時代に隆盛する「判官物(源義経を主題と…

小狐丸の舞う小鍛治

『表に彼の名、裏には我が名』彼の名というのはつまり三条宗近の銘である「宗近」だが、これは同じ名をもつ三日月宗近のことでもある。開幕直後にまず、三日月宗近と小狐丸が表裏の存在であることが言明される形となっている。 物語後半での「我らはつくづく…